新NISAと個別株の相性は❓

💸投資信託

以前、わたし自身の新NISA戦略として「個別株やETF等で600万、投資信託で1200万で新NISAの枠を埋める!」とお話したかと思います。

しかしながらこの1ヶ月でいろんな情報に触れるうちに、戦略を変更しました。
結論:「投資信託だけで1800万円埋める!」です。

前回の記事で、オルカンの積立を10万円/月→15万円/月へ増額した理由の一つは、これです。

なぜ新NISAでの個別株やETFの購入を見送ることにしたのか。
理由は3つです。

1、新NISA口座だと、損益通算ができない

 現在、わたしは特定口座で個別株(日・米)、米ETFを運用しています。
 特定口座では、配当金や売却益から自動的に20.315%の税金が引かれます。売却損が出た場合には、自動的に「損益通算」と言って売却益から売却損分を打ち消して、通算して出た売却益にだけ税金がかかるように調整をしてくれます。たとえばA社の株で10万円の利益が出て、B社の株で5万円の損失が出た場合、(益)10万円ー(損)5万円=(総合益)5万円に対してのみ税金がかかるということです。

 新NISAは、もともとが非課税なのでこの「損益通算」をする機能が備わっていません。つまり、損をすると丸々損したまま、利益を打ち消すことができないのです。(利益には税金がかからないので、そもそも打ち消す必要がないのです。)


2、金額が半端になるので、1800万円の枠を余すことなく使うことが難しい

 きっちり「月々15万円」と金額を明確にして購入できる投資信託と違って、株やETFはその日の値段で購入するので計画が立てづらく、かつ半端な金額になってしまいます。また、基本的に長く持ち続けるのを前提で購入するものの、その会社の状況や株式市場の地合いによっては売却して他の株を購入することもあります。
 将来的に1800万円の枠を全て埋めたいと考えているわたしにとっては、新NISA枠は全て投資信託で全て埋めて、他は非課税は諦めて特定口座で購入する方がすっきりすると考えました。

3、配当金再投資問題

 株やETFを持っていると、配当金をもらえます。特にわたしは高配当と呼ばれる、配当利回り3.5%以上の株やETFを中心に運用をしていて、年間で約10万円前後の配当金を得ています。
これらを新NISAで運用した場合、当然ですがこの配当金10万円を再投資する際に10万円分の枠が埋まってしまいます。
 では、投資信託はどうでしょうか❓投資信託の特徴として、配当金はわたしたちに振り込まれるのではなく、自動的に再投資される銘柄が多数です。自動で再投資=新NISAの枠を使わずに、配当金の再投資ができるということです。イメージが湧きづらいかもしれませんが、これって結構すごいことなんです。
 1800万円満額投資を達成した後も、ひたすら配当金が再投資されて、更にそれが運用されて、複利が効いてみるみる増えていく。まさにマネーマシンです。


以上3つの観点から、わたしは全額投資信託で運用することにしました。
と言いつつまた変わるかもしれませんので「今のところ」と付け足しておきます。

無理は禁物にゃ

収入&資産全体のバランスと相談しながら、
月々の金額を調整しましょう


個別株やETFを辞めるわけではありません。特定口座で持ち続けて、たまに買い足したり売って投資信託へ回したり。その時の感覚でゆるーく運用を続けていきます。

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