今回は、「貯蓄だの投資だの、老後資金が足りないと騒がれているけれど、
一体いくら貯めれば安心なの？」というテーマを考えていきたいと思います。
みなさまは何のために、いくらを目標に資産形成をしていますか？
明確な答えがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それでは一体、いつまで資産形成を続ければ良いのでしょうか？
貯めすぎて1億円を抱えてあの世へ…なんてことにならないように（相続を考えている場合は良いのですが）、しっかりゴールを見極めていきたいですね。
わたしの場合は独身で資産を残したい人もいないので、
綺麗に使い切るのは難しいとはいえ、ほぼ全額使ってからあの世へ旅立ちたいです。
とはいえ、年金もどれくらいもらえるか保障がない中、まだまだ元気なうちに資産が枯渇してしまったら…と考えると恐ろしいですね、、
＜老後2000万問題＞なんて言われていますが、果たして2000万円で足りるのでしょうか？
2000万円の貯金＋年金で老後月々どれくらいお金を使えるのか、考えていきましょう。
・60歳で引退、独身
・年金は繰上げせず、65歳から受給
・賃貸で、家賃8万円
・食費は節約して3万円、光熱費1万円、通信費1万円、他衣類や生活品費で5万円＝10万円
と仮定してざっくりとシュミレーションしていきます。
まず60歳〜65歳の生活費は、年金がないので全て貯金を取り崩すして生活。
月々の出費は18万円なので、18万円×12ヶ月×5年＝1080万円。
この5年間で貯蓄額の約半分がなくなってしまうのですね。
65歳以降は、年金額によってかなり差が出てきますが、
今回は国民年金のみ、月々満額6万8000円の受給をするものとして、シュミレーションしていきます。
（支出18万円ー年金6.8万）×12ヶ月＝134.4万円
1080万円÷134.4万円＝8．035…
よって約8年、すなわち73歳までしか持たないことになります。
仮にあと1000万円あれば、
2080万円÷134.4万円＝15．476…
65歳＋15．5年で80．5歳。不安な結果です。
仮に、更に1000万円追加して4000万円貯めていたとすると、
3080万円÷134.4万円＝22.916…
65歳＋約23年で約88歳。
4000万円貯めても、やや不安が残る結果となりました。
今回は、国民年金のみ6.8万円受給想定のパターンでシュミレーションしました。
実際には、物価上昇を加味すると月々の支出は増額していくことが予想され、
この簡易シュミレーションよりも現実は厳しいと思われます。
「ねんきんネット」でご自身が受給できる年金額を把握し、シュミレーションして
早めにゴールを決めておくと、ライフプランニングもしやすくなりますね。
足りない！と気づいたら、NISAやイデコを活用して少しずつ、自分年金を準備していきましょう。
ゆとりのある老後のために、
まずはゴールを決めておく。大切だにゃ！
失業や病気…人生何があるかわからないから、
ゴールはゆとりのある金額を設定しましょうね💸
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